日々の記録

本と音楽好き主婦の日々のあれこれ・・・

2月1日(土)1月に読んだ本

1月に読んだ本は14冊でした。

『線は、僕を描く』がとても良かったです。

金井さんが帯を書いてるってところも良いポイントです。前に金井さんが言ってました。「映画化された暁には是非とも主題歌を担当させて頂きたいです」って。うんうん!これが本屋大賞に選ばれて映像化されてBIGMAMAが主題歌。いいじゃん!

 

 

 

1月の読書メーター
読んだ本の数:14
読んだページ数:4414
ナイス数:1361

人間人間感想
永山と影島。「どんな状況でいかなる背景を持つ人物がどのような心境でとった言動なのかなんて、みんな忙しいから検証する暇はない。」物事を突き詰めて考える、生きていくのは楽なことではないんだな~。なんか難儀かった…。2019.10.10
読了日:01月28日 著者:又吉 直樹

 


坊っちゃん (新潮文庫)坊っちゃん (新潮文庫)感想
【文豪作品を楽しみな祭2020】「坊ちゃん.山嵐 vs 赤シャツ.野だ」教師として赴任した松山で赤シャツ軍に負けてあっという間に清の元へ帰るのです。閉鎖的な田舎暮らし、生徒からの嫌がらせ、松山にいる間中ずっとイライラしていたように感じた。志を持って教師になったわけでもないし無鉄砲極まりない性格の坊ちゃん。でも気に入らないもんは気にいらないんだ!って貫けるところ、何か惹かれるんだよな~
読了日:01月26日 著者:夏目 漱石

 


罪の轍罪の轍感想
少し前に読んだ「ケーキの切れない非行少年たち」を思い出している。防犯カメラもスマホもない時代の犯罪。様々なシシテムがあったとしても子どもの命は助けられなかったのかもしれない。寛治のような加害者を生み出さない社会へと願う。2019.08.20
読了日:01月23日 著者:奥田 英朗

 


改良改良感想
【第56回文藝賞受賞作品】文字も大きいし120頁だしあっという間に読めちゃいます。が内容はとってもヘビーでした。遠野遥さんは男性なんですね。2019.11.30
読了日:01月19日 著者:遠野遥

 


線は、僕を描く線は、僕を描く感想
【第59回メフィスト賞受賞作品】素晴らしい世界観でした。森羅万象を描く水墨画。大胆でありつつも繊細に。誰のものでもない自分にしか描けない線。ホントに良かった。じんわ~り滲んであったかい心持です。これ、本屋大賞に是非!2019.07.03
読了日:01月18日 著者:砥上 裕將

 


明日の僕に風が吹く明日の僕に風が吹く感想
とっても良かった。見守ってくれる島の人も親友も、自分の気持ち次第で敵にも味方にもなる。動けてよかった。ここからはもう追い風にのってグングンいこう!『本気でいっとうきれいな夜明けが見たいんだったら自分で動いていかなきゃならねえんだ、待つもんじゃねえ。進んだ先にあるもんなんだよ』2019.09.30
読了日:01月17日 著者:乾 ルカ

 


ショパンゾンビ・コンテスタントショパンゾンビ・コンテスタント感想
音楽に比べて小説が愚鈍なんてことはないしその逆もありえない、つねに明日がきょうを乗り越えなければいけないなんてことももちろんないんだ。『いまを生きる困難を。明日を生きる容易さを。過去を生きる安心を。』いつものようにひらがな多様の意図するところも良く分かんないけど私は町屋さんの文章がすきだなぁ。そして源でも元でもなく断然【玄】が好きです。2019.10.30
読了日:01月14日 著者:町屋 良平

 


ケーキの切れない非行少年たち (新潮新書)ケーキの切れない非行少年たち (新潮新書)感想
衝撃。現場にいて多くの子ども達を見守ってきた専門医の言葉には説得力がある。手厚くサポートできれば加害者にならずに済むのかもしれない。問題は幼児期に関係各所に相談できるかどうか、診察を希望しても何年も待たなければならないようでは救いにはならない。保護者側にも手助けが必要なんだと思う。『褒める教育だけでは問題は解決しない』2019.07.20
読了日:01月13日 著者:宮口 幸治

 


祝祭と予感祝祭と予感感想
蜜蜂と遠雷を読み終わったときに強く思ったのは風間塵の物語を読みたいってことだった。今回それがちょっとだけ叶った。そっか、いいとこの子だったのか、ごめんなさいね勝手にあまり幸せではない境遇にあった子が音楽によって素晴らしい未来を切り開いたのかと思ってた。それでも彼の物語をもっと読みたいって思った。2019.10.01
読了日:01月12日 著者:恩田 陸

 


背中の蜘蛛背中の蜘蛛感想
【第162回直木賞候補作品】ブライバシーもへったくれもないのが今の世の中。子どもにスマホを持たせたくない気持ちわからないでもないな。爆破事件の現場、新木場駅から橋を渡って左手のスタジオイーストゴーストってそれStudio Coastじゃないか~!2019.10.20
読了日:01月11日 著者:誉田 哲也

 


スワンスワン感想
【第162回直木賞候補作品】ショッピングセンタースワンで起こったテロ事件。その後のなぞのお茶会。そこに集まったのは事件当日スワンに居た人。お茶会に集まるのはお金の為だけなのか…何度か集まるうちに当日の行動が明かされていく。聞きたくないこと、知りたくないこと、残虐なことも含め 全部ホントのこと。2019.1031
読了日:01月10日 著者:呉 勝浩

 


3月のライオン 15 (ヤングアニマルコミックス)3月のライオン 15 (ヤングアニマルコミックス)感想
『そのおにぎりは絶対に手放すな!』
読了日:01月03日 著者:羽海野チカ

 

 


【第162回 直木賞受賞作】熱源【第162回 直木賞受賞作】熱源感想
【第162回直木賞候補作品】初めてアイヌに触れました。女性の入れ墨さえ知らなかった位です。文明の中で自立するには知恵や知識が必要なのだろうけど、だけどそれを手にする代わりに失う物もあるのかも。必要な分だけの狩りをして暮らす人々にとって本当に大事だったことって…。『彼らの知性を論ずる前に出来ることがあります。豊かな者は与え知る者は教える。共に生きる。絶望の時は支え合う』プロニスワの言葉が沁みます。2019.08.30
読了日:01月02日 著者:川越 宗一

 


BlueBlue感想
読書メーターOF THE YEAR 2019】時代背景、その時々に話題になった事柄や歌なんかがチラホラでてきて飽きさせません。(私それが懐かしいって感じる世代、マリアと同世代)そして何より平成を総括するような社会問題について深く考えさせられました。とても重かった。ブルーや翼みたいな子いっぱいいるのかな…。子どもが笑顔で暮らせる世の中であって欲しい。2019.04.30
読了日:01月01日 著者:葉真中 顕