8月1日(木)7月に読んだ本
7月は15冊、
直木賞候補作を中心に まあまあ読めましたね。
『月人壮士』これ久々の挫折本💦
7月の読書メーター
読んだ本の数:15
読んだページ数:4978
ナイス数:1235
【第161回 直木賞受賞作】 渦 妹背山婦女庭訓 魂結びの感想
【直木賞受賞作品】浄瑠璃作者 近松半二の物語。売れっ子歌舞伎役者、酒に溺れる者、思うように人が入らない竹本座。道頓堀が舞台で読んでいて心地いい関西弁。『虚が実を食い散らかしていく』生みの苦悩、最後まで引き込まれました。2019.03.10
読了日:07月28日 著者:大島 真寿美
美しき愚かものたちのタブローの感想
豊な暮らしを営む為に芸術文化の力が必要だ、本物の芸術を!と考えた松方幸次郎。彼が集めた『松方コレクション』を完全な形で日本へ取り戻すと尽力した男たちの胸熱な物語。原田マハさんのアート小説は素晴らしい、そして感じるこの気持ち…もっと色々知っていたらと、芸術に疎い自分が嘆かわしいよ。2019.05.30
読了日:07月27日 著者:原田 マハ
月人壮士 (単行本)の感想
【螺旋プロジェクト】まず略系図を見てあっダメかもと思い、でもこのプロジェクト面白いし読み進めればハマるんじゃないかと…ダメでした。慣れない言い回しムツカシカッタ。苦手な歴史物、最近はけっこう読めるようになってきていたのに なぁザンネン2019.06.10
読了日:07月27日 著者:澤田 瞳子
コイコワレ (単行本)の感想
【螺旋プロジェクト】東京から集団疎開してきた『海』の清子と疎開先の寺にいた『山』のリツ。互いを激しく意識する。清子の母親の教えが素晴らしい。自ら心を開かなければ相手の心を開くことは出来ない。自制、自分で自分の欲望感情を抑えることが出来れば相手とのコミュニケーションも上手くいく。2019.06.10
読了日:07月24日 著者:乾 ルカ
トリニティの感想
母娘三代物書きの登紀子さん、イラストレーターの妙子さん、専業主婦になった鈴子さん。三人の女性の生き様と現代に生まれ今まさに悩み中の奈帆。生まれも育ちも関係ない。才能さえあれば女でも男のように仕事ができる。彼女たちの世代の頑張りで今の私世代がいる。そして私たち世代の姿勢次第で次の世代が生きやすくも生きづらくもなるんだろう。2019.03.30
読了日:07月23日 著者:窪 美澄
リハーサル (幻冬舎文庫)の感想
読む前から分かってたけどやっぱリカ…気味が悪い…なんか本から臭いが漂ってるような気がする。2019.02.20
読了日:07月20日 著者:五十嵐 貴久
マジカルグランマの感想
おおいに嫌われようがメルカリで物を売ろうがサイコババアだろうが何だろうか知ったことではない。って姿勢がなんだか微笑ましかった。はてさて私はどんなおばあちゃんになるのかな。2019.04.30
読了日:07月19日 著者:柚木 麻子
落花の感想
平安時代、至誠の声を求め坂東の地へ。おそらく楽譜など存在しない時代 尽きるまで追いかける 戦いの中での雅楽の音色…凄い世界に連れて行ってもらいました。2019.03.25
読了日:07月10日 著者:澤田 瞳子
百花の感想
母親と息子。信じたくない親の認知症問題となかったことにしているあの一年の事。全ての出来事を受け止め受け入れる泉が切ない。2019.05.15
読了日:07月10日 著者:川村 元気
平場の月の感想
大人の恋だからではなくて、青砥と須藤だからこの距離感なんだろうな。お母さんみたいに優しい青砥。残されるのはさ、切ないよね…。2018.12.20
読了日:07月07日 著者:朝倉かすみ
泣くな研修医の感想
新人研修医の雨野隆治、一生懸命、誠実に患者に向かう姿に涙。おならが出て涙。お兄ちゃんに「すごい医者になる」で涙でした。雨野先生を全力で応援したい!2019.02.05
読了日:07月06日 著者:中山 祐次郎
ノースライトの感想
クライアントの依頼は「自分が住みたいと思う家」でも完成した家には誰も住んではいなかった。そこにあったのはブルーノ・タウトの作品と思われる椅子。何がどうなってるのか気になってグイグイ引き込まれました。とっても濃い読書タイム満喫。2019.02.28
読了日:07月05日 著者:横山 秀夫
傑作はまだの感想
欠かさず養育費を送ったおっさんも写真を送り続けた美月さんもどちらも大したもんだよ。そして真っすぐ育った智もね。『現実の世界は小説よりもずっと善意に満ちている。』うん、そうであって欲しい。からあげクン買いにいこうか…。2019.03.08
読了日:07月04日 著者:瀬尾まいこ
スイート・マイホームの感想
暖かい家を手に入れたはずだったのに…少しずつ奇妙なことが起こり始める。執着。。。最後の1ページまで怖かった。2019.01.10
読了日:07月02日 著者:神津 凛子
趣味で腹いっぱいの感想
鞠子と小太郎、ゆかいゆかい。気持ちの向くまま心地よい暮らしが出来たらこんなに愉快なことはない。豊な暮らしとはお金ではない。2019.02.28
読了日:07月01日 著者:山崎ナオコーラ