日々の記録

本と音楽好き主婦の日々のあれこれ・・・

8月に読んだ本♪

 

今月はたったの9冊、あんまり読めなかったなぁ~

勝手に【熊谷達也祭り!】開催していて7冊が熊谷作品でした。

『ティーンズ・エッジ・ロックンロール』ではまった作家さんです。森シリーズもいいけれどあたしは仙河海シリーズが好き(✿ฺ◕ฺ‿◕ฺ)ウフッ♥

 

読んだ本リストこちら↓

 

 

氷結の森氷結の森感想
マタギ3部作の第3弾。今回はマタギの話はほぼなしです。追ってから逃げる為と香代に借りを返す為 樺太からシベリアへ渡った元マタギの柴田矢一郎。喧嘩も強いし射撃の腕もピカイチ、おまけに容姿もなかなかで女性にモテモテ。だけど何にも依存しない一匹狼的なかっこよさ。3部作一気に読めて大満足です。2007.01.30
読了日:8月27日 著者:熊谷達也
邂逅の森邂逅の森感想
マタギ3部作の第2弾。『相剋の森』の佐藤美佐子と滝沢昭典の曽祖父にあたる松橋富治の物語。前作同様マタギについて全く知らなくても引き付けられてグイグイのめり込んであっという間に読了。マタギの掟、狩りの様子、鉱山の仕事、より印象的だったのは男女の関係。ひとつひとつがとても丁寧に描かれていて感動でした。面白かったです。2004.01.30
読了日:8月25日 著者:熊谷達也
相剋の森相剋の森感想
マタギ3部作。自然と人との関わり、自然の中で生きる動物と人間のバランス。地元新潟の最北端の町、山北町でのクマ狩りのシーンも最後までとても丁寧に描かれていました。2段組、読み応えのある良い作品でした。面白かった。2003.10.30
読了日:8月22日 著者:熊谷達也
リアスの子リアスの子感想
小学生の頃は正義を貫いていて、この子はいい男になるぞって思ってたのに、大きく裏切られた気分にさせられた浪人生のダメダメだった あの和也が中学校の先生になりました。しかも 生徒の心に寄り添えるとってもいい先生になっていた。問題児の転入生、早坂希。友達や和也に少しずつ心をひらいていく様子 軽快に走る姿が爽やかでとってもよかった。『微睡の海』の笑子と菅貴先生、それにナオミも登場してワクワクさせられました。別の作品とのリンクは単純に楽しい。2013.12.20
読了日:8月15日 著者:熊谷達也
モラトリアムな季節モラトリアムな季節感想
『七夕しぐれ』からこちらへ…予備校に通う為に1人暮らしをはじめたカズヤの3年間の浪人生活ぶり。ナオミ、安子ねぇとの再会、ロック喫茶にはまったり小説を書いてみたり、まさしく 何者にでもなれそうな全能感、けれど結果には繋がらない絶望感。カズヤはけっして無駄ではなかった3年間。って言うけど、そうか?浪人生なのに勉強しなさすぎだよ。『モラトリアムな季節』良い題名です。次はおまちかねの『リアスの子』2010.03.25
読了日:8月14日 著者:熊谷達也
七夕しぐれ七夕しぐれ感想
イジメではなく差別と戦った 短いけれど一生忘れる事のない大切な体験をした春から夏の4ケ月だけの物語。岩渕和也は小学5年で転校して 大友幸弘(ユキヒロ)と桐生直美(ナオミ)と出会う。クラスも一緒で家も近所、だけど…沼倉のおんちゃん、安子ねぇ、見守る大人のあたたかさ、自分にとっての正義って。次は『モラトリアムな季節』です。2006.10.25
読了日:8月14日 著者:熊谷達也
ロック・オブ・モーゼスロック・オブ・モーゼス感想
能力、容姿、お金、家柄 全てを持っているモーゼに触れて桜の人生は大きく変わった。ギター バンド ブルース ロック 薬もセックスもある世界。憧れだったモーゼをも追い越して成長する桜、それとは逆に壁にぶち当たる天才ギタリストのモーゼ。現実の残酷さを知り大人になっていく2人の姿がとてもよかった。花村萬月さんは音楽に対する造詣が物凄く深い作家さんなんですね。2015.06.30
読了日:8月10日 著者:花村萬月
微睡みの海 (単行本)微睡みの海 (単行本)感想
仙河海(せんがうみ)市の美術館で働く昆野笑子の2010.4~2011.3.11までの物語。年上の男性と不倫関係にありながら元教え子とも情事を重ねる笑子さん。祐樹の絵のモデルをしているシーンがとても官能的で印象的でした。けどこういう女性は間違いなく同姓からは嫌われるタイプ。話を聞いてくれる早坂希の存在があってよかった。熊谷さん3作目、こういった感じの作品も書いてるんですね。2014.03.11
読了日:8月9日 著者:熊谷達也
アンタッチャブルアンタッチャブル感想
【第153回直木賞候補作】コメディな警察物。捜査一課から公安に異動になった宮澤、新しく上司となった椿は色々問題があって…彼の圧倒的な指令により独自に捜査を進める。監視・尾行・点検作業・また尾行の連続でちょっと飽きてしまってなかなか読み進められなかった。ときどき出てくる官能的な場面は必要?直木賞候補もいろいろなんだなぁ。2015.05.20
読了日:8月2日 著者:馳星周